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2020.02.26 Wednesday

学習学の観点からトレーニング効果を上げる5つの方法について

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    こんばんは、山田です。

     

     

    今日は少し切り口を変えて「学習学」という学問から練習の効率を上げる方法について考えたいと思います。

     

     

    はじめに、学習学とは「学習者の視点から、学習活動や教育活動などを捉える学問のこと」です。

     

     

    簡単に言うと、「どうやって勉強したら効率よく覚えられるかを明らかにしよう!」っていう学問です。

     

     

    で、トレーニングが目的なのに勉強なの?という疑問が湧いてきそうですので、お答えしておきますと、最近の研究では、筋肉と脳が密接に関わっていることが分かっています。

     

     

    例えば、筋肉が衰えると脳が衰え、脳の老化から認知症を招きます。

     

     

    このように、運動においても、その逆の理論が成り立つのでは?と考えています。

     

     

    要は、「体を鍛えて脳が発達するなら、脳を鍛える方法も体を発達させる方法と共通するんじゃない?」ということです。

     

     

    ですので、学習学の理論を学ぶことは、トレーニングにも活用できますし、学生においては単純にテストをクリアするためにも役立つので、学んでおいて損はないでしょう。

     

     

    で、今日は、皆さんにも活用できる学習学のテクニックをご紹介し、学生のみなさんは学校での勉強はもちろんのこと、練習での効率アップに役立てていただけたらと思います。

     

     

    (散する

     

     

    1つ目は、分散学習という方法です。

     

     

    分散学習とは、時間やジャンルを分散させることです。

     

     

    勉強で例えると、大学の講義では、22.5時間(90分×15週)の授業を行いますが、これを1日のみで学ぶのと、15週に分けた場合とでは、学習の習得率が前者(分散した)の方が高いということです。

     

     

    これはなぜかというと、人は学んでから知識が定着するまでに時間がかかるためです。

     

     

    トレーニングも同じで、練習してから記録として結果が出たり、筋力がアップするまでは時間がかかります。

     

     

    また、分散させた方が、集中力の低下や飽きを防ぐことができます。

     

     

    一日中ずっと集中し続けるのは不可能ですが、90分程度なら頑張ればなんとか可能です。

     

     

    さらにジャンルを分散させる(例えば、方程式と古文と日本史)と飽きからくる集中力の低下を防ぐことができます。

     

     

    このように、練習も一度にたくさんの練習を詰め込むより、分散させて集中できる時間を増やすことが重要です。

     

     

    具体的なトレーニングのアイデアに例えると、

     

     

    ・「1回の練習で30kmを行う」より、「15kmずつ2回の練習に分けて行う」方が、

    ・「試合の一ヶ月前から練習強度を上げて頑張ろう」より「3ヶ月前からコツコツ準備しておこう」という方が、

     

     

    練習効果が高い可能性があります。

     

     

    ∩杁する

     

     

    2つ目は思い出して、復習することです。

     

     

    忘却曲線を見ると分かりやすいですが、何もしないと、時間とともに定着率は下がっていきます。

     

    source:Wikipedia

     

    ゆえに復習が非常に重要な鍵となります。

     

     

    トレーニングに応用すると、練習ノートがあります。

     

     

    練習ノートで今日やった練習を振り返ることで、脳が今日意識したことや練習内容を再学習します。

     

     

    そうすることで、動作や練習の定着速度を早めることができます。

     

     

    L榲・意味を持つ

     

     

    3つ目は目的と意味の理解です。

     

     

    これは「「トレーニングの三大原理と五大原則」について」でも紹介しましたが、学習で例えると、「この理科の授業は競歩に役立つかもしれない」と思って授業に取り組むのと「全く興味ないし、勉強なんかする意味ないよね」と思って取り組むのとでは、習得に大きな差が生じるということです。

     

     

    意味というのはなんでもよくて「将来役立つかも」「自分のトレーニングに役立つかも」「頭よく思われたい!」など、その人なりに意味を感じていればOK。

     

     

    なので、練習の場合は、「動きづくりをなんでやるかを理解してやっている人」と「動きだけを真似してなんとなくやっている人」とでは、たとえ同じことをやっていても習得や上達に差が出る、ということですね。

     

     

    ですので、事前に「これってなんでやってるの?」とか「これは何の役に立つだろう?」と自問し、目的を明確にしておくとよいでしょう。

     

     

    私の場合は、ブログを書くことで思考の整理と自分の勉強になると思って取り組んでおり、意味付けの効果を身を持って感じています。

     

     

    ぅ謄好箸垢

     

     

    4つ目はテストすることです。

     

     

    学校でもテストがありますが、テストというのは、「今、自分がどれくらい習得できているか確認をする場」のことです。

     

     

    自分に「今何ができて、逆に何ができていないのか?」というのを明確にする機会が必要です。

     

     

    学校ではそれがテストですが、競技では「試合」がそれに該当します。

     

     

    試合は学びの非常に良い機会なので、ただなんとなく出場し、「勝てばOK」、「良いタイムが出れば良し」とするだけではなく、レース後はしっかりと反省する時間をとって、今回できたことと今後の課題の確認をする必要があります。

     

     

    ゥ侫ードバックを受ける

     

     

    5つ目はフィードバックを受けることです。

     

     

    これは、コーチや指導者、友人などから、他者の意見やアドバイスをもらうことです。

     

     

    できれば、その道のプロや専門家にもらえるとベストですが、自分とは異なった視点から意見をもらえる機会が重要です。

     

     

    というのも、自分の視点だけだと、どうしても偏った見方や思考に陥りがちです。

     

     

    自分では思いもよらない部分に改善点を見出してもらえたり、異なった視点からの改善方法を得られたりと、フィードバックには得られるメリットが多々あります。

     

     

    また、良いフィードバックにはポイントがあり、それは「間違いを指摘しつつも、答えは直接教えない」ことです。

     

     

    なるべく学習者自身の頭で考え、ヒントを与えながら正解に導いてあげることが重要です。

     

     

    単に答えを与えられるだけでは、頭を使う時間が減り、学習の効率が下がってしまうため、指導者や先生は、指摘しつつも改善へのヒントだけに留める必要がありそうです。

     

     

    以上、「学習学の観点からトレーニング効果を上げる5つの方法について」でした。

     

     

    最近は、技術的な部分や論文の紹介が多かったので、少しテーマを変えてみました。

     

     

    「もう少し学習学について学びたい!」という方は以下に参考文献を紹介しておきますので、もしよろしければご覧くださいませ。

     

     

    ↓参考文献↓

     

     

    では本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

     

     

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